
二番目の星には「うぬぼれの男が住んでいました」。「うぬぼれの男」は王子さまにおれに感心してくれというのですが、王子さまはその「感心」ってどういうことか知らないのですね。うぬぼれ男は「感心するっていうのはね、おれがこの星のうちで、一番美しくって、一番りっぱな服を着ていて、一番お金持ちで、それに、一番賢い人だと思うことだよ」と説明します。
すると「でも、この星の上にいる人ったら、あんたひとりっきりじゃないの!」もうあきあきした王子さまは、「でも、人に感心されることが、なんで、そうおもしろいの?」と、旅を続けながら「むじゃきに思いました」とこの章が閉じられます。権力のない「大人」は、うぬぼれに身を寄せて、孤独をごまかしているのでしょう。あの王さまも、うぬぼれ男も、星に自分一人しか住めないのです。でも批判や非難では、人は変わらない。だから、王子さまは去っていく、優しい心を残して・・・。だって、その人がその人にとって大切なものを自分で気がつく、そして見つける以外ない、だから王子さまは去っていく、旅をしていくのです。
わたしたちも、こういうような「無邪気」の気持があればいいなって思いませんか。王子さまが、つまり誰かが「無邪気」でいてくれる限り、そんな「大人」にも、つまりわたしにもまだ希望があるのです。
レポート;大和牧師様

