
最後の六番目の星は、「いつまでも変わらないこと」を記録する地理学者が住んでいる星でした。そして、王子さまが自分の星の美しいバラの花のことを話すと、地理学者は「花っていうものは、はかないものなんだから」、記録に残す価値なぞないと言うのです。そのとき、王子さまはその花を「ひとりぼっちにしてきたんだ」と気がつきます。そして「はじめて、あの花がなつかしくなりました」と。
この地理学者に対して、王子さまは、どこか敬意を払っています。この地理学者は、大事なのは「いつまでもかわらないこと」、そして「はかないもの」があることを王子さまに教えてくれたのです。「はかない」とはどういうことか聞く王子さまに、地理学者は「はかない」を「そのうち消えてなくなる」ことだと説明します。
続きを読む

