
五番目の星で、王子さまは街燈に火をつけたり消したりしている点燈夫を見て、いくらか不思議なやり方だとは思っても、前の星の人たちとは違って、彼だけが「こっけいに見えない人」だと思ったのです。それは、彼だけが「自分のことでなく、ほかの人のこともかんがえているから」。この人だけを王子さまは「友だちにすればよかった」と、「だけど、あの人の星はあんまり小さすぎる。二人分の場所もない星なんだもの」。
サン=テグジュペリは、ここで少しノスタルジーに浸っているのかも知れません。昔と違って一分間で一回りするするほどいつのまにか星の回転が早くなってしまった、というのは、現代を象徴しているのでしょう。それでも点燈夫は昔の「命令通り」自分の仕事を止めないのです。続きを読む

